2010/10/28

青玄洞さん



青玄洞の太田さんが3年ぶりに工房を訪ねて下さった。

もちろん私の所は他の用事のついでなのだろうけど、遠く札幌からいらっしゃるので恐縮してしまう。今朝札幌は雪が積もったとのこと。所沢も急に冷えたとは言え気温9~14℃。やはり距離あるんですね。
30年うつわのお店をやってらっしゃって、そのことだけにプレッシャーを感じるのはおかしいけど、作品を見ていただくのはすごく緊張します。

というのも適確なのです。
作るものの中でも、いま自分としても力を入れて作ってるものと、ルーティンというか流れで作ってるものとがやっぱりあります。(こんな言い方怒られるかな・・・)
太田さんは私が何の説明もしてないのに、自然と前者を手に。。
そしてひとことのコメントが、自分のとても痛いとこだったりします。

2時間ほどの時間だったけど、ほんと勉強になりました。(ブログもぜひ 民芸の心について
キーワードは「くすぐり」。
人の気持ちをくすぐるうつわってどんなのだろう。。探求していきます。

2010/10/23

納品しました& "渋" のこと


黄白陶ピッチャー、白磁呉須碗、花形の皿、黄白陶マグ、白磁すり鉢などEkocaさんに納品しました。

写真のピッチャーは"栃"渋で染めました。いままで"柿"渋を使ってましたが今回"栃"渋です。染まり方がちょっと強いようです。

"栃"渋は多治見にいた時、織部釉の酸化皮膜取りに使っていました。栃の実のヘタを水につけて簡単に作れます。ドングリのヘタでも出来ますが、栃の方が渋になりやすい気がします。大きいですからね。"柿"渋は作れないけど"栃"渋なら作れるのがイイです。染まり方や効果はこれから見ていきたいと思います。

"柿"渋は柔手のうつわに使ってます。原液をうつわに塗る→乾燥→洗う→乾燥。これをやると目止めになって汚れに強くなります。"柿"渋に含まれるタンニンには防腐作用があり、そうしたことも作用してるのかもしれません。ホームセンターなどで手軽に入手できます。

通常目止めには食器用シリコンなどを使ってるのでしょうが、私はシリコン使用時に異様にツルツルになるのと、やはり化学薬品を茶碗や湯呑など食器に塗るというのに抵抗があってやってません(注器の口に塗ることはやってます。湯呑の内側と注器では熱湯の停留時間が違います)。"柿"渋は天然由来で安心ですし、木に塗ったり布を染めたりできるので重宝してます。
平安時代からさまざまな使われ方をいていたようで(こちら)、昔の人の知恵には感服します。

ps.栃・柿まぎらわしいので" "でくくりました。

2010/10/19

汐花さん


先週の金曜日、根津のギャラリー汐花さんに納品に。千代田線根津駅から歩いて3~4分、ホームページの地図のとおりで迷わず到着。外苑前から根津に引っ越してまだ3週間とのことだけど、古い酒屋さんをリフォームしたお店はなんとなく昔からそこにあったみたい。


左がうつわコーナー、右がギャラリーコーナーに。オープン記念にギャラリーコーナーで寺山修司ポスター展をやってます。横尾忠則さん・宇野亜喜良さんなどの実物ポスターが。当時少年だった私には、天井桟敷って大人でインテリなイメージあったなぁ。今後は企画展とかレンタルもしていくとのこと。



黄白陶ティーポット、カップ、フタモノなどが並びます。土日は若い女性が多く訪れるとか。谷根千好きの方達に私のうつわがどう映るのか楽しみ。

帰りにお店の角田さんご夫妻と根津駅近くの定食屋かめやで食事。塩サバ定食すごいボリューム。うまし!!



汐花(セッカ)
東京都文京区根津2-24-3
tel 03-5815-8280 open 11:30-18:30 close:月

2010/10/12

多摩クラフトフェア2010終了しました



多摩クラフト行ってきました。心配してた天気も秋晴れを過ぎて暑さを感じるほどで、お客さまの数がすごかったです。
昨年はお客として今回出展者として参加してみて、多摩クラフトの場の空気ってとてもいいんですね。なにか自由な感じというか、売らんかな精神がやり過ぎてなくて、出展者もお客様も楽しんで場を共有してる感があります。高台で中央に池のある多摩中央公園の明るさも大きく手伝ってるのでしょうね。
久々のイベントで慣れなくてアタフタもありましたが、これに味をしめてまたどこかの市に参加したいと思います。
小澤基晴さんの民芸+北欧な掛分けのうつわや、小峰英利さんの鋳込み磁器+マット色釉を見ることができたのも、すごく刺激になりました。新たな作り手さんとも知り合えてよかったです。みなさんおつかれさまでした。

2010/10/09

いよいよ明日から多摩クラフトフェア



いよいよ明日から多摩クラフトフェア2010が始ります。
気になる天気は、昼から雨はあがって曇りだそうです。午前中さえ乗り切れば大丈夫ってことですね。6時に現地入りする予定なので、早起きできるかがとっても心配です。^^;
今回もほぼ白オンリーの展開です。
釉薬を透明一本やりから、ちょっと流れや動きがあるものも加えました。
貫入に柿渋を入れてるものも今回増えてます。
久々のイベント販売。しかもすべて自前の展示は今回初めてなので、テント・展示棚など全部新調しました。費用+労力そこそこかかってるので、気合を入れて売るぞー!!^^

ぜひぜひ、お待ちしています。

多摩クラフトフェア2010公式web

2010/10/06

多摩クラフトフェア2010に出展します。


今週の10月10日(日)・11(祝)、多摩クラフトフェア2010に参加をします!

多摩市・多摩中央公園に陶・木・ガラス・布など120名以上の作り手が集まります。
私は初参加ですが、今年で4回目で年々参加者もお客様も増えてるそうです。
会場は池のほとりの緑にかこまれてるエリアでとても気持ちのいい公園です。
多摩センター駅からも近く、駅界隈はお店も色々あり(サンリオ・ピューロランドもあります)明るい街です。ぜひ散歩がてらお越しください。土岐の小澤基晴さん、川越・十三里窯の小峰英利さんなど、友人も参加するので私も楽しみにしています。

私は、黄白陶や白磁のうつわを持って行くつもり。。っていうのは、まだ窯の中なのです。直前にあたふたしてるのは毎度のことですね^^;
同じ白でもちょっと釉薬を変えたりしてて、また新たな面を見ていただけたらなと。
あと、もしかしたら旧作ワゴンセールするかもしれません。

ぜひ、遊びにきてくださいね。

多摩クラフトフェア2010公式Website

2010/10/04

sorajiさん


大阪豊中のsorajiさんに黄白陶のティーポットと土瓶など紹介いただいてます。
こちら
sorajiさんはお店のオープン以来、ちょうど私が独立直後からのお付き合い。私のマイペースな作成でいつも納品お待たせして、申し訳ないなぁと思ってます。^^;ご自宅にお店があって、ご主人も大阪北区で炉端のお店を経営されてて、(つばめいろ)、お子さんもいらして。きっとすごくお忙しいと思うのですが、がんばってらっしゃってすごいなと思います。私も見習わなきゃです。まだお店に伺う機会がないので、一度訪ねていきたいなと思っています。