2010/07/31
映画「インセプション」
先週映画「インセプション」見てきた。すごい映画だった。
映像もストーリーも知的なスリルに満ちたもので、2時間半があっという間だった。
見るには観客側もそれなりに集中していないと展開についていけないが、
はまっていくとグイグイ映画の世界に引き込まれる。
ものすごく凝ったシーンの連続だが、これ見よがしなところがなく、ごく当たり前のように夢の演出に使われていた。
クリストファー・ノーラン監督作を見たのは「メメント」「インソムニア」に次いで3本目。現実と意識の境界が混濁していくような感覚になるのが大好きだ。今回も見終わってしばらく、映画の世界から抜け出せなかった。
PS.もしかしたらエンディングは次回作への伏線?
2010/07/27
ハンス・コパー展
個人的にはマンガンと化粧土を塗り重ねて掻き落としたテクスチャーがとても好きだが、本分は形だろう。自由な形を作ろうとすると、手びねりやタタラの方が有利だが、組み立てるパーツをあえてロクロで作っている。それが、作品のイメージがオブジェとして飛散しそうなところを、うつわとして求心力を持たせている気がする。
「彫刻を作っているのではない、うつわを作っている。・・・うつわらしさの概念を拡げてる」(図録より)という発想は、なにかとても西洋的な価値観に感じる。既存の価値観に対抗するという、前衛絵画や現代音楽などに通底する発想。
しかし、実際のハンス・コパーの作品を見ると、古代の土器や武器のようであり、逆に西洋的なものとは離れようとするベクトルを感じる。
もしかするとそれは、西洋からアフロを希求するジャズやロックが隆盛していた50~60年代の時代の空気と、作り手とが呼応していたのではないかと、勝手に想像してみた。
そういえば、私は常にうつわらしさを求めてるんだなと自分の立ち位置を確認する展覧会でもあった。
2010/07/14
こちらに引越しました
2010/07/07
個展終了しました
個展無事終了しました。お越しいただきありがとうございました。
今回くらい集中かつ楽しく作れた個展は初めてでした。それは、個性や新しさを追いすぎるのではなく、うつわを通じて誰かの役に立ちたいという、しごく基本的なところに立脚できたこと。その一方、土・釉・作成・焼成、今回そのほとんどが新しい試みで、それにある種のスリルを感じながら作れたことが、大きかったように思います。なんとなくですが、うつわを作るということはこういうことなんだな。。という一端が掴めた気がしています。作り手として大きな経験をさせていただきました。ありがとうございました。
まだ若干残分がありますが、引き続き展示いただいてます。
7月10日(土)はEkocaさん7周年のイベントです。整理券が出るなど大人気なイベントです。私のが展示されるか微妙ですがw、ぜひぜひどうぞ。
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